色をぬりおわったら、油性の黒のフェルトペン(マジック)でふちどります。
※下絵を写すときに、油性の黒のフェルトペンでふちどってから色をぬった場合も、ぬりおわったらふちどりの上にのってしまった部分の修正や、きれいにする為にふちどりの作業をします。
<ふちどり>は、絵人形づくりの一番大事な作業といっても過言ではありません。
<ふちどり>が汚かったり雑だと、せっかくきれいに色ぬりをしても、絵人形が雑に見えたり、ゆがんだ絵に見えてしまいます。
逆に、多少色ぬりがうまくできていなくムラがあっても、ふちどりがきれいで丁寧に描けていれば、絵人形がとてもきれいに見えます。
<ふちどり>がうまく描けていない例
①線がふるえて弱々しい
②線が太かったり細かったり、均一に描けていない。
③線がいいかげんだったり、雑だったりする。
④下絵の絵とずれた状態になっている。
<ふちどり>をうまく見せるには、まず線の太さを均一にすること。
ぎこちなく、ゆがんだ線ではなく、しっかりとていねいに描くこと。太めにみやすく描くこと。
筆先は丸いものにしましょう。
角筆は直線はいいのですが、曲線になると太くなったり細くなったりと、均一に描けません。
また、角筆は太めのものが多いので、ふちどりとしては太すぎてしまうことがあります。
丸筆の中細、もしくは細書き用が描きやすいです。
ただし、一かい描いただけだと、絵人形のふちどりとしては細めなので、2回なぞりましょう。
また、顔の表情や少し細かくかくところは、さらに細めのフェルトペンを使い分けてかくと、もっと表情豊かになります。