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絵人形の作り方④

切りとる

ふちどりが描けたら、でき上がり線をはさみで切り取っていきます。

油性の黒のフェルトペンで描いた<ふちどり>通り切っていくのが基本ですが、点線があった場合は点線を切るようにしていきます。

でき上がり線とは、ふちどりだけのところはふちどり通りに。

そこに点線が入っていたら、点線通りに切る線です。

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なぜ点線を切るのでしょうか?

点線は、線と線の間の細い空間をつないだり、複雑な細かい曲線を、大きく切りやすい曲線でつないだりしていきます。

これは、ふちどり線通りに切ってしまった際の、耳が折れたり足が切れてしまったりなどの破損を防ぐためです。

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空間では、点線の間の白い部分が目立ちますが、パネルボードに貼れば(パネルボードは白いので)まったく目立たず気になりません。

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下絵を写しとったら、先に切り取ってしまうということも、作業に慣れたら大丈夫ですが、細かい絵人形は無くしやすいことや、この先に説明する「しかけ」のために、後で切った方がいいものもありますので、切る前に「しかけ」がある絵人形かどうか確かめてから切るようにしましょう。

<余白を残して切り取る場合>

ふちどり通り切るのが基本ですが、あえて絵人形に2mm程度の余白を残して切る方法があります。

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この2mmは、パネルボードに貼るとまったく目立たなくなることと、ふちどりが細かかった場合、この2mmが実際の絵より余裕を持っているため、貼り合わせ(しかけ)などのときに、修正しやすい等の利点があります。

※ただし、全部これで切っていると、顔を重ねる(裏打ち)しかけのときは、おかしな絵になります。

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これを防ぐには、重ねる顔の方には2mmの余白を付けないようにすべきなのですが、常に2mmの余白を付けて絵人形を作っていると、気が付かない方が多いです。

これは「しかけ」に関わってくる事でもありますので、次回更新の「しかけ」の方で説明します。

 

 

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