平面人形のひとつで、日本で生まれ日本で育った「ウチワ型紙人形劇」のことを言います。2枚の紙に人形画(登場人物)を描いて、中心に竹串をはさみ、貼り合わせて、まわりをウチワ型に切り抜いて作ります。竹串を持ち、表裏二面をクルックルッと返して操作します。
ペープサートは1948年頃、児童文化財として誕生しました。
“ペープサート”という名前は、ペープサート作家兼実演家の貴重な第一人者、永柴孝堂氏(1909~1984)の命名によるもので、「紙人形劇」=「paper puppet theater」(ペーパー・パペット・シアター)を短縮した造語です。永柴氏が子どもの頃、街頭で見た“立絵”の手法を児童文化財として活かしたいと思い、新しい感覚で「ペープサート」という絵人形劇を世にだしたのです、永柴氏の名人芸は子どもにも大人にも大人気。主に幼児教育の現場で、保育教材として普及しました。
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あっかんべー |
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あっかんべー人形は“にっこり”(笑い顔)と、“べー”(舌出し顔)を表と裏にした人形で演じます。「にっこり笑顔」をクルリと裏返すと「あっかんべー!」になります。クルリと返すだけのシンプルな技を使います。 |
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はさみ |
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ものさし |
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のり |
ボンドやスティックのりで接着すると、竹串が抜けてしまうことがあります。でんぷんのりがおすすめです。 |
人形画を「- - - - 山折り線」に沿って二つに折ります。
人形画の下の「――― 切り取り線」に沿って、下部を切り落とします。
※線は残さないよう、線の内側を切りましょう。
下図のように、竹串を人形画裏面の中心にのせ、まんべなくのりをつけます。
竹串にもしっかりとのりをつけ、もう片側を貼り合わせます。
貼りあわせてできた四角いウチワ型の人形を、上からパンパンと手でたたいて空気を抜きます。
※こすらないようにしましょう。
のりが完全に乾かないうちに、絵のまわりの「――― 切り取り線」に沿って、余白部分を切り落とします。
※線は残さないよう、線の内側をきります。
完成した人形をたいらに並べ、重しをのせて押しをします。
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