HOME > パネルシアターを知ろう > 小学校向けパネルシアター

小学校向けパネルシアター

特別支援教育におけるパネルシアターとは?

ことばの理解が難しい子どもたちにとっては、”わかりやすい”ということが何より大切なことです。ただ見ているだけではなく、いっしょに歌ったり考えたり、自分のからだを動かしたり、絵人形を操作したりすることで楽しみながら授業を受けることができます。

子どもたちの実態や興味関心に応じた作品選びが一番大切ですが、まずは演じる人が面白いと思った作品を選んでみましょう。

演じ手が緊張したり難しい顔をしたりして演じていたのでは、せっかく子どもたちが大好きなパネルシアターを教材として選んだ意味を損ねてしまいます。

作品を選ぶ際は、絵人形の数やしかけや場面展開が多い作品は、演じるのが難しいと思われますので、パネルシアターの特長を活かしながら、演じやすい作品を選びましょう。

  特別支援教育におけるパネルシアターとは?

作品選びの6つのポイントと作品例

子どもたちが生き生きとした表情で集中して授業に取り組むポイントと作品例を紹介します。

  • わかりやすい
  • 面白い
  • やりとりがある
  • 音楽に合わせて演じる作品が多い
  • 誰にでもできる手軽さ
  • 一体感を味わえる

端的で分かりやすい話・聴き馴染んだ歌やお話

簡単な歌詞やセリフを繰り返すもの

やりとりができる(あてっこなど)

動きや変化があるもの

手遊びなど身体を動かすことができるもの

しかけが多いと演じ方が難しくなります。初めのうちは、しかけの少ない作品を選んだほうがいいでしょう。

バリエーションをつけられるもの

演じ方と活用

作品

『てをたたこ』渡辺繁治/作・絵

 

公演のときは、観客といっしょに手を叩くことで会場の雰囲気を一体化させることができるので、プログラムの一番初めに使うことが多いです。

授業では、遊びの指導や音楽はもちろん、算数などでも活用できます。子どもたちといっしょに、歌ったり手を叩いたりして楽しんでください。

あっかんべー

活用例

音楽の授業で楽しんだあと、算数の「数と計算」などの学習で活用してみてください。

繰り返し歌ったり絵人形を操作したりしながら数詞を覚えたり、物と数字を対応させたり、1~10の数を集合数として理解を深めたりすることに活用してみましょう。

Pペーパーとよばれるパネルシアター専用の紙は、プリンターやコピー機で印刷することができます。

パソコンにイラストや写真を撮り込んでおくと、簡単に絵人形を作ることができます。大きさを自由に変えたり同じものを必要な数だけそろえたりすることができ、大変便利です。

  活用例

小学校向けパネルシアター実演例

作品タイトル:ごめんな・サイです
失敗やいたずらをしてしまった時は、“ごめんな・サイ”に変身!
親しみやすい歌、楽しいしかけ、絵人形のかわいい動きで、子どもの「謝ろう」と思う気持ちを応援する作品です。

授業パネルシアター研究会のご紹介

「授業パネルシアター」とは?

幼児教育のイメージが強いパネルシアターですが、これまでのものとは一線を画する小学校の授業で使うパネルシアターを"授業パネルシアター"と名付け活用方法を研究してきました。楽しい授業、わかる授業で子どもも教師も授業で生き生きできることを目指しています。また、若い先生もパネルシアター教材を一度作ることで、授業の組み立て方、発問の仕方、板書計画などを学ぶことができます。

 

☆講師・・・授業パネルシアター研究会代表 田中正代

☆内容・・・授業パネルシアターの講習会(実演と紹介)、ワークショップ(実演と制作)

          教科は、国語、算数、理科、社会、食育、英語、道徳などご相談に応じて。

☆講習会の日時や場所、講師料等はご相談ください。

☆連絡先・・・授業パネルシアター研究会代表 田中正代まで methodpanel@gmail.com