上手に演じるパネルシアター
初めての人でも安心!パネルシアターを楽しく演じるポイント
パネルシアターにチャレンジしたい!でも、子どもたちの前でどう演じていいのかわからず不安…。そんな方々へ、パネルシアターを楽しくするためのポイントをまとめました。
演じる会場を準備する
会場は場所によって条件がさまざまのため、会場も予め準備しておく必要があります。
1.ステージの高さの調整 |
子どもたちの目の高さを確認して、高さの調整を行いましょう。 |
2.ボードに十分な傾斜をつける |
パネルボードに傾斜が足りないと絵人形が落ちやすくなるので気をつけてください、 |
3.子どもたちのすわる場所の注意 |
ステージの前へ出て絵人形を貼るので、ステージから少し離れた場所に子どもたちを座らせましょう。 |
4.空調、風に気をつける |
絵人形は風によって落下することがあるため、部屋に風が入ってこないか、空調の風が入ってこないかを確認しましょう。 |
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練習のポイント
作品を練習するときのポイントを知って、何度も練習して演技を磨きましょう。
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1.演じ手はステージの袖に立つ |
利き手が使いやすいように、右利きの人はステージに向かって右側、左利きの人は左側に立ちます。 |
2.堂々と進んで絵人形を貼る |
パネルシアターの演じ手は黒子ではありませんので、絵人形を貼るときは、手だけを伸ばして貼るのではなく、堂々とボードの前へ進んで貼りましょう。 |
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3.絵人形を貼る位置に気をつける |
ボードに絵人形を貼るときには立ち位置から遠いほうから順に貼り、絵人形が曲がっていないか、それぞれの絵の配置はどうかなど、貼る位置を考えて貼りましょう。 |
4.貼るタイミングとはずすタイミング |
絵人形を貼るとき、どうしても子どもたちに背中ばかり向けてしまいがちですが、絵人形を貼ったら子どもたちへ声かけをするように心がけましょう。はずすときも、いつ、どの場面で何をはずして何を残せばよいか、よく練習しておきましょう。 |
5.しかけはタイミングよく |
しかけを効果的に演じるにはタイミング重要です、実演例や脚本の「演じ方のポイント」を参考に練習しましょう。 |
6.舞台裏を有効に使う |
絵人形はステージの裏側に演じる順番を重ねて並べ、はずした絵人形は別のところへ置くようにして、これから貼る絵人形とはずした絵人形とがごちゃ混ぜにならないように気をつけましょう。 |
実演例を見る |
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実演のしかた-失敗しない方法-
実際に演じるときのポイントを紹介します。
1.準備の最終確認 |
実演する前に準備の最終確認をしましょう。 |
・会場やステージの設置は整ってますか? |
・絵人形を出す順番にそろえましたか? |
・しかけのセットはしましたか? |
・万一のために脚本や楽譜もステージ裏に準備しましたか? |
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2.はじまりの言葉がけを大切に |
脚本には書いていなくても、いきなり演技に入らずに、これからはじまることをはっきりと言葉で伝えましょう。
たとえば、ボードに景色の絵を貼ってからお話しが始まる場合には、ただ黙って景色を貼るのではなく、自分で言葉を補ってみましょう。
「ほら、お日さまがニコニコよい天気です」といって、お日さまの絵をパネルボードに貼れば、ボード全体がよく晴れたよいお天気の日なのだと伝わりやすくなります。
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3.子どもたちの反応を受け止めながら演じる |
本番ではこちらからの呼びかけに子どもたちから反応があったり、質問の声があがったりしますので、反応を受け止めながら上手に演じましょう。
演じ手に余裕がないと、演じることだけに一生懸命になり、子どもたちの反応を無視してしまいがちですので、子どもたちが声を上げたときは「なんだと思う?」「おおかみ、こわそうだねー」などと合いの手を入ながら、うまく話をすすめていきましょう。
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4.台詞や歌詞を忘れてもあわてない |
いざ本番というと、忘れてしまうこともないとはいえませんので、台詞や歌詞を忘れてしまっても決してあわてないようにしましょう。もし忘れてしまったら、そんなときは次に出す絵人形を見てみましょう。そうすると話の筋から台詞や脚本を思い出せることがあります。台詞を忘れたらアドリブを入れて、さりげなく自分の言葉で補うことができれば、失敗だと気づかれないものです。
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5.絵人形がボードから落下してしまったら |
貼ってあったうさぎの絵人形が落下してしまった、なんてこともあります。そんなときは、「うさぎさん、あわてて走ると落ちちゃうよ。ゆっくり歩こうね。」などといってうさぎの絵人形を拾って貼りなおしてみましょう。
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6.失敗を失敗にしないで対処する |
誰にでも台詞や歌詞を忘れてしまったり、絵人形を出す順番を間違えたり、絵人形が落下したりと失敗は起こります。どんな場合でも失敗を失敗と受け止めずに、落ち着いて演じることができれば、それは決して失敗ではありません。
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