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パネルシアター制作の基本ステップ

パネルシアター制作の基本ステップは、①下絵を写す、②色を塗る、③ふちどる、④切り取るの4段階で分かれています。

step1 下絵を写す step2 色を塗る step3 ふちどる step4 切り取る

下絵を写す

つくり方
下絵を写す  

下絵の上にPペーパーをのせ、
鉛筆で写しとります。

下絵の上にPペーパーをのせると絵が透けて見えますので、それを鉛筆で写しとります。

パネルシアターの絵は太い線で描かれている場合がほとんどですので、線の真ん中で写し、あとから太くふちどります。下絵には実践のほかに点線や、しかけ糸止めの印などがあります。点線は鉛筆書きのままにしておきます。

POINT

1.絵を写すときは、大きい絵から描き、余白ができたらそこに小さい絵を写すと、Pペーパーの無駄が少なくなります。
2.表裏張り合わせにするときには、一番外側の線で写して、貼り合せたときにできるだけずれないようにします。
3.実践で「切り抜く」「切り取る」という指示がある場合には、その部分をあとで切り取ります。指示も鉛筆で書いておくと、仕上げ作業がスムーズです。

色を塗る

つくり方
色を塗る  

絵の具やポスターカラーなどで着色します。

絵の具は薄めすぎるとムラになってしまうので、注意します。

色をぼかしたいときには濃い部分を先に塗り、洗った筆に水をふくませて、濃い色を塗ったところから色をのばしていくようにぼかしていきます。隣り合せの色は続けて塗ると色がにじんでしまうので、必ず片方が乾いてから塗るようにします。

POINT

1.髪の毛の色は真っ黒では重たく硬い感じになってしまうので、茶色などが無難です。
2.山や草木などの自然や背景は、ぼかしたり重ね塗りをすると雰囲気が出ます。
3.人や動物は、ほほをルミカラー(蛍光塗料のポスターカラー)で塗ると生き生きした表情になります。

絵をふちどる

つくり方
絵をふちどる  

油性の黒のフェルトペンで絵をふちどります。

油性のフェルトペンには筆先が丸いものと角ばったものとがありますが、角筆の場合には角度によって描かれる太さが変わってしまうので、できれば丸い筆先のもので太くふちどります。

しかけのないものは絵の具で色を塗り終わって乾いたら、すぐにふちどります。下絵くらい太くするときれいで見やすくなります。

しかけの「表裏張り合わせ」や「窓開き」などは、しかけを作ってからふちどりしたほうがきれいにできます。

POINT

1.目やまゆなどの細かくて黒い部分は絵の具などで着色するよりも、ふちどりのときにかいたほうがきれいに仕上がります。

切り取る

つくり方
切り取る  

できあがり線にそってハサミで切り取ります。

余白は残さずに切るほうがきれいに仕上がります。ただし、絵が細かく描かれているところや細い部分は、演じる際に折れ曲がるのをふせぐため、余白を含んだ点線で仕上がり線を指示してありますので、点線に沿って切ります。

  STEP1 パネルシアター制作の材料と道具   STEP3 しかけのつくり方